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外貨建個人年金保険ってどうなの?

こんばんは。トグサです。

今回は外貨建個人年金保険についてです。僕は、マニュライフ生命のこだわり個人年金の豪ドル建に入っていますので、これを例に皆さんにどんなものか知っていただいて参考にしていただければと思います。

こだわり個人年金(豪ドル建)

僕がこれに加入した理由は、ドルコスト平均を効かせながら外貨の積立がしたいというニーズに合致したのと、他の外貨保険に比べて利回りが良いように思えたからです。もちろん為替変動のリスクがあります。

毎月日本円で一定額を払い込み、豪ドル建で積立て、満期を迎えた後で年金の形で受け取るか、満期を迎える前に解約返戻金として受け取ることができます。ただし、契約開始後10年間は解約のペナルティ(解約控除)があります。僕は、契約開始後10年程度積み立てたら払い済みにし、しばらく寝かせて運用させようかと考えています。

利回りは、積立利率で決まります。これは毎月1回更新され変動します。基準積立利率というのが毎月定められ、契約開始後の毎月の基準積立利率の平均値が最新月の積立利率となります。最低1.50%の保証があります。2017年5月の基準積立利率は2.80%です。積立利率や基準積立利率はマニュライフ生命のホームページで確認することができます。

費用が・・・

ただし、みなさんも良くご存じだと思いますが、払い込み額がすべて積立・運用に回されるわけではありません。払い込み額から諸費用が差し引かれた残りが積立利率で運用されます。

諸費用の1つは、保険関係費で、具体的な金額はパンフレットや契約時の書類に明記されていません。保険は特にこの手の費用が不透明だと思います。その他、入金した円を豪ドルに交換する際に為替レートと仲値(TTM)との差額50銭分を負担することになります。解約返戻金として受け取る場合は以上が主な費用のようです。

保険関係費がはっきり書かれていませんので、ファイナンシャル・プランナーさんからもらった積立金額のシミュレーション結果を使って推定してみることにしました。積立利率は3.1%、為替レートはTTMが80.55円とすると手数料も合わせて81.05円、積立金額は20,000円とします。下のグラフの青と赤のラインがそれぞれこの前提でシミュレートされた保険料払込額と積立金額です。はじめの10年で積立金額が保険料払込額を下回っているのは保険関係費の影響と考えられます。利率3.1%の複利計算を逆算してみると、どうやら最初の1年に年間の払い込み額の約50%が費用として差し引かれ、それ以降は約10%ずつ差し引かれているようです。(間違ってたらすみません。)このように、保険は投資信託や株やFXなどの他の金融商品に比べると費用がだいぶかかることがわかりました。そこで次の問題は、この費用の高さを利率の高さでカバーできるかどうかです。

ちなみに解約返戻金は、解約控除の影響で、初めの10年は積立金額よりもさらに少なくなります。

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SBI証券 積立FXと比べた場合

ところで外貨の積立は、SBI証券の積立FXでも可能です。(僕はこの保険に加入した後で知りました。)それと比較してみましょう。2017/4/5現在の買いスワップは1万豪ドルあたり33円で、TTM80.55円に対して年利にすると1.50%です。これの条件で積み立てたとすると、上のグラフの緑のラインのようになり、15年後までは積立FXが有利、それ以降でやっとこだわり個人年金が逆転となりました。また、後者では保険料控除が受けられるメリットはあります。

以上から、こだわり個人年金は長期的に見れば悪くない商品とみることができそうです。しかし保険は費用が不透明で利率を鵜呑みにできないことから、これだけで倦厭するに十分な理由になるように思うのは僕だけでしょうか。